おこさま本棚

息子に読み聞かせた絵本の記録

虫食いに寛容になれるかもしれない「はらぺこあおむし」の読み聞かせ

買ってきた果物や野菜に虫食いの跡があったとき、とても残念な気持ちになります。
人によっては、農薬が使われていない証拠だと解釈できるかもしれませんが、もしかすると食べるのを諦めるほどに嫌な思いをする人の方が多いかもしれません。

でも、こどもに「はらぺこあおむし」を読み聞かせていれば、虫食いの跡もこどもと話をするきっかけになったり、体験学習の場になったりします。

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

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内容

小さなあおむしが、いろいろな食べ物を食べて、さなぎになり、きれいな蝶に変身する物語。ページには、虫食いを表現するための穴が開いている仕掛け絵本でもあります。

おすすめする理由

個性的ではっきりした色使いの絵本であることは有名ですから、これ以上は触れませんが、きっと赤ちゃんでも楽しめる絵本だと思います。

この絵本を読み聞かせていると、こどもの純真さを感じられるかもしれません。
こどもは、多くの果物や食べ物に穴が開いている様子を見て、あおむしが頑張って食べていると肯定的に捉えられる一方で、私のような大人は、「ああ、食べ残しもったいない。」「次の果物に行く前に、一つ目の果物をもっとちゃんと食べようよ!」等と、夢のないことを考えてしまいます。

虫食いの跡も、「あおむしさんが頑張って食べたんだね。きっときれいな蝶になったんだね。」といえる心の広い大人になりたい。

はらぺこあおむし

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